教育会館のあゆみ

 昭和5年、当時の千葉県下教職員が、給料の一部を出し合い、超デラックスなルネッサンス風の教育会館を建設しました。

旧教育会館

 県内唯一の大ホールをもつ地上3階建ての教育会館は、40年間、千葉県下の教育文化の進展に大きな役割を果たしてまいりましたが、老朽化が著しく、昭和45年解体されました。
 同年、新教育会館の建設に着工し、46年9月竣工した会館が現在の本館で、地下1階、地上6階建て(その後7階を増築)ホールを含む総床面積は7,500㎡の近代的な建物でした。
 建設資金7億円は、県、市、町、村のご援助と、公立小・中・高等学校の教職員の拠出によってまかなわれました。昭和53年教職員福祉会館(別館)の建設に着手、54年6月地上5階建て、総床面積1,050㎡、建設資金2億3千万円で竣工しました。また56年には会議室の不足から本館7階を増築しました。
 昭和60年、県下教育関係団体の代表者によって行われた「千葉県教育会館長期計画」の策定に際し、建設20年を経た教育会館は、ホールを中心に相当な補修費がかかることが判明し、ホール棟を取り壊し新しい施設を建設することになりました。
 新たに建設する「新館」は、平成3年末建設に着工、地下1階地上8階建て、総床面積7,500㎡の規模、工期2年4ヶ月を要して、平成6年3月竣工しました。総工費60億円は、千葉県及び千葉市のご援助と、教育関係団体の協力、若干の手持ち資金、銀行の借入れでまかなわれました。
 新館は、大ホールに、セリのある舞台、大きいステージ、最新の音響施設を有し、3階にはお茶席、和室、楽屋を、4・5階には会議室を配し、県都にふさわしい近代的な建物です。
 千葉県教育会館は、教育・文化の殿堂として、永く県民の皆様にご愛顧を賜ってまいりましたが、新館の完成によって、さらに一層教育文化の進展に寄与する「会館」にいたしたいと考えております。

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